【書評】コミュニケーションをデザインするための本

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コミュニケーションをデザインするための本

電通のコミュニケーション・デザイナー 岸勇希さんによる「コミュニケーションをデザインするための本」を読みました。

著者が実際に取り組んだ広告の仕事を題材に、人と人をつなぐコミュニケーションの本質について丁寧に解説していますので、広告業界の方だけでなく、ビジネスマンから学生に至るまで幅広い方々に楽しんでいただけると思います。接客や説得術、はたまた気になる相手の振り向かせ方など、日常のコミュニケーションで役立つヒントもたくさん詰まっています。

これは教科書だと思います。ムズカシイという意味ではなくて、わかりやすいという意味で。第2章に書かれている事例の数々は本当におもしろいです。
広告業界の方もそうかもしれませんが、サービス業の方こそが読むべき一冊かも知れません。私も「旅」を売るサービス業の人間ですが、ひさしぶりにまわりに進めたくなる一冊でした。「みんな、いいから読め!」と。

"仕組み"ではなく"気持ち"をデザインする

コミュニケーション・デザインの定義については書籍中にもいろいろ書かれていますが、やはりこと言葉が一番しっくりくるような気がします。

  • 単にExposure(露出)するだけでは、世にあふれる情報の中に紛れ広告として機能しない。広告に対して能動的な関与を得られるようなEngagement(関係性構築)を設計することが重要
  • 日常で見つけた面白いアイデアと広告を結びつけるクセをつけておく
  • 自信のあるアイデアは情熱で売る
  • 課題そのものの解決策が見つからない場合、あえてもうひとつ上のレイヤーの課題や問題点を意識してみる
  • 選択肢を多く持っているからこそ、自由な発想で課題に対してアプローチできる

読み進めながらいろいろなアイデアがわいてくるような、そんな一冊でした。
それにしても電通の企業理念「コミュニケーション・ニーズのあるところには必ず、電通の活動領域がある。」って、素敵ですよね。

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