【レポート】Shift2 - Shift to JIS X 8341-3:2009

Shift to JIS X 8341-3

Shift2の前日に勧告になった「WCAG 2.0」。まさにグッドタイミングだったわけですが、そんなしてやったりのインフォアクシア・植木真さんによるアクセシビリティの2008年総括、そしてアクセシビリティが大きくShiftする2009年についてのセッションでした。

まず、W3Cの新しいアクセシビリティ・ガイドライン「WCAG 2.0」が2008年中にも勧告となる見込みですに勧告されました。それをうけて、日本国内では、2004年6月に制定されたJIS X 8341-3が、2009年9月に改定される予定です。
このセッションでは、JIS X 8341-3のガイドラインがどのように変わるのかを、ひと足早くご紹介します。

2008年のアクセシビリティ
JIS X 8341-3改定スケジュール(予定)
  • 2008年8月、ワーキンググーループ発足
  • 2009年1月、草案公開&パブリックコメント募集
  • 2009年3月、原案完成
  • 2009年9月、JIS X 8341-3改定
現状のJIS X 8341-3の問題点
  1. 基準があいまい
  2. 対応するにも一体どこまでやればいいの?
  3. 日本独自のガイドラインゆえ、チェックツールが不十分
  4. 支援技術が頼りない
  5. 新しいWeb技術が登場
  • 改定JISは、WCAG2.0をそのまま採用することに・・・
WCAG2.0の構成・特徴
  1. 技術に依存しないガイドライン(あらゆる技術に対応)
  2. testability(検証性)
  3. 国際化(英語圏だけではなくて)
  4. supported(国によって支援技術にバラツキがあるのを考慮)
  • WCAG2.0の本文は特定の技術を前提にしていないため、イマイチよくわからない。その点を「解説書」や「テクニック集」でカバーされている。そして、本文以外は随時追加更新するドキュメントになっている。
WCAG2.0の構成・特徴
  • イントロダクション
  • 4つの原則
    • 12つのガイドライン
      • 達成基準
        • 3つのレベル(レベルA , AA , AAA)
  • 適合要件/適合宣言のしかた
  • 附録
    • 用語集など

セッション内のワークショップでは「画像置換」についてディスカッションしました。このあたりについては、WCAG2.0を読んでもう少し詳しくまとめてから、改めてエントリーしようと思います。
2009年はアクセシビリティまわりの動向が慌ただしく動きそうな1年になりそうですね。

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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