東京・お茶の水のデジタルハリウッドで開催された「Shift2(2008-2009)」に参加してきました。
超個人的な話ですが、お茶の水って高校2〜3年のあいだ通った予備校があったり、大学時代はその予備校でバイトをしていたり、大学3年〜4年のあいだはキャンパスがお茶の水だったりと、青春時代を過ごした土地なんですね。
デジハリと目と鼻の先にある予備校に寄ってみましたが、ちょうど「センター試験プレテスト」やってました。もう、そんな季節なんですね〜。
そんな年の瀬を感じるこの時期に開催された「Shift2」。2008年のWeb制作シーンを振り返りつつ、2009年の動向を探る・・・ということで、まさに1年間の総決算というようなセミナーでした。
- reset.css: 不況が生み出す新たなウェブの可能性/長谷川 恭久さん
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不況の波が押し寄せてくるであろう2009年、ウェブサイト制作において必要な変化とはどういったものなのか?という内容のオープニングセッション。
- 合理化、コスト削減→顧客のニーズを再検討する
- 「flickr」「Delicious」は不況のときに出来たサービス→不況だからこそイノベーションが起こる
- 【Customize】自分にあったツールを見つける、自分なりのワークフローを探す→効率化
- 【Small】プライオリティを考える、ターゲット・クライアントを深く理解する、独自のソリューションを考える→小さいからこそ大きなビジョンを持つ!
- 【Simplify】過剰な分業化を避ける、フラット化、制作側も企画にコミット→可能な範囲でシンプルにする
- 工夫をして変化をもたらす
- プロジェクトの進め方を再考
- コスト削減でもチープにしない→ちょうどいいクオリティ
- ウェブという媒体を活かす時期→いったいwebって何?
「Customize」の部分はライフハック的な要素だと思いますが、自分なりのツールを見つけるためにいろいろな人のやり方を知りたいですね。「いまさら?」って思う人もいるかも知れませんが、知らない人は知らないので。
不況だからこそやり方であるとか、無駄な部分を改善していくというのは、まさにその通りだと思います。 - これから求められるRIAを考えよう/新谷 剛史さん
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RIA全盛期に突入した感じの2008年ですが、それをもとに2009年のRIAに求められることは何なのか?を考えるセッションでした。
- RIAのプラトフォームに変化→「Adobe AIR」「Microsoft Silverlight」「Google Chrome」「JavaFx」
- Google Chromeをはじめ、ブラウザのRIAプラットフォーム化がますます進む
- 制作コスト以上の効率の向上がもたらす費用削減が求められる
- モバイル戦国時代・・・Silverlight Mobileも?
- デバイスの変化・・・「Microsoft Surface」などマルチタッチを考慮する
- Net Book人気・・・ロースペックゆえ、今まで以上に軽く作ることが必要
「お金かけた以上の効果を出してくださいね」というニーズはRIAに限らず全般的に高まると思います。提案する側も、その点を明確に訴求しないと勝ち残れなくなるでしょうね。
- 2008年のXHTML+CSSを振り返る/益子 貴寛さん
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正直そんなに動きがなかったという2008年のXHTML+CSS。ブラウザでの先行実装をふまえ、実務でも活かせそうなCSS3についてのデモが中心でした。
- XHTML2.0・・・2006年7月から主立った動きなし
- HTML5・・・微妙に進行中
- CSS3・・・勧告はないが着実に進んでいる。ブラウザでも先行実装をしているものもあるので、必要に応じて実装する
- 不透明度(opacity)
- 角丸(border-radius)・・・ブラウザによって足並みが揃っていないので、角丸が効いても効かなくても問題ない部分に適用する
個人的には、まだまだIE6を無視できるフェーズには来ていない(弊社サイトでは相変わらずシェアNo'1)と思うので、CSS3を実務で活かすには早い気がします。ただ、何が出来るのかを知っておくのは重要だと思うので、しっかり勉強していきたいと思います。
- 20分でわかるGoogle Chromeの概要/及川 卓也さん
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Shift2が行われた前日に正式リリースとなった「Google Chrome」。なんでGoogleがブラウザなのか?という点についても聞くことが出来ました。
- 2008年9月にベータ版、2008年12月11日に正式リリース
- Googleがブラウザを開発した理由
- すべての作業をブラウザで行う、そんなときにどんなモノが求められるのか?
- 全くゼロのところからブラウザをつくってみたらどうなるか?
- サービス提供側からブラウザを考えてみたかった
- ブラウザの開発サイクル(スパン)を短くしたい
- 特徴・・・高速、快適、安全
- 構造・・・webkit + SGL(グラフィックエンジン) + V8(JavaScriptエンジン)
- Safariとの違い・・・webkitのアップグレードのタイミング + グラフィックエンジン
- 不具合があってもChrome対応ではなくwebkit対応を!・・・safariとのレンダリングの差を極力なくそうとしているので
- 今後・・・RSS、拡張プラットフォーム、Mac版・Linux版
正直、最近あまり触っていないGoogle Chromeですが、あの高速っぷりいは驚かされました。今後、拡張機能などが充実してくればメインブラウザにしてもおかしくないモノになると思っています。
- ツールから考える2009年のWeb制作ワークフロー/鷹野雅弘さん
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Adobe CS4がリリースされることによって、ワークフローがどのように変わるかについてのセッションでした。
- Adobe製品は、1.5〜2年周期でのバージョンアップをしている
- バージョンアップ自体がワークフローをチープ化させる恐れも(制作環境の統一コスト、トレーニングコスト、慣れ・・・)
- ワークフローにも「カイゼン」が必要
- DreamweaverCS4・・・ライブビュー・ライブコード、バージョン管理
- FireworksCS4
- ワイヤーフレーム→デザイン制作→プロトタイプ制作 をすべてFireworksで
- ページ機能とスライスツールのリンクでプロトタイプ制作
- CS4からはPDF書き出しも可能に。先方がAcrobatを持っていれば注釈機能で赤入れも可能
Fireworksが「単なるグラフィックツールから、ワークフローの初期から中盤までを担うアプリ」へと明確な位置づけを担うことになったのがCS4でのポイントでしょうか。
個人的には今までもワイヤーフレームをFireworksで作成してきましたし、モックアップのフェーズではHTMLにしてしまうので、そこまで驚きはないのですが、PDF書き出し&Acrobat赤入れについては画期的だと思います(問題は先方がAcrobatをインストールしているかなんですが・・・)。
何よりも、Fireworksが明確な位置づけをもらったことに嬉しく思ったりもします。
若干長丁場だったので疲れてしまいましたが、プチワークショップ的なものもあったので面白かったです。
ただ、ワークショップって「お題」とか「やり方」を真剣に考えないと、ただの憂鬱な時間になって、会場の雰囲気を悪くするだけので、そこらへんはカイゼンの余地ありかなぁとも思ったりしました。
最後の気軽に参加できる交流会みたいなのはイイですね。懇親会になると来ない人もいると思うので、あの気軽な感じの交流会は是非次回も行って欲しいと思います。

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