JTB中部が運営する旅のコミュニティサイト「マタタビ」が、2009年3月24日にサービスを終了するとのことです。
「4travel」をはじめ、多くの旅のコミュニティサイトは存在します。そして、いつしかサービス終了するサイトも出てくるだろうな・・・という気もしていました。
なかなか事業として成り立ちにくいコミュニティサービスが生き残っていくには、以下の2点のうちいずれか(理想をいえば両方)を抑える必要があるのかなぁと思ったりします。
- 他社よりも圧倒的に多いユーザを囲い込み、ユーザが頻繁に訪れるサイトにする
- eコマース事業(自社でもアフィリエイトでも)とうまく結びつける
前者は先行者利益のある「4travel」、後者は「Yahoo!トラベル 旅メモ」「楽天トラベル 旅コミ」「じゃらんnet おでかけガイド」があてはまるでしょうか。本当に既存事業と連携できているかは未知数ですが。
リリース当初、CNET Japanでのインタビュー記事には、このように記載されていました。
サイトの収益は広告で上げていく考えで、ほかの旅行会社の広告も掲載していく方針だという。「『このサービスでJTBの商品がどれだけ売れるんだ』と言われたこともある。しかし、既存事業の延長線上では新しいものは生まれない。違う切り口で新しいことをするためにも、企業が顧客を囲い込むためだけのサイトにはしたくない」。バナー広告のほか、キーワードへのスポンサード広告などを検討しているとのことだ。
つまり、「マタタビ」は4travel型を選択したのだと思います。「既存事業の延長線上では新しいものは生まれない」という考えは本当に素晴らしいのですが・・・結果的にサービス終了にいたってしまったわけです。
Flashを使って絵日記を書くようなレイアウトでアウトプットできる機能は使いやすいですし、使っていてワクワクするものです。ちゃんと静的ページとして吐き出されているし、ブロガー向けの機能も備わっています。
でも、「マタタビ」というサービスを知っている人がどれだけいたでしょうか。自分も旅行関係の会社に所属していますが、同僚も知らない人がほとんどだと思います。ユーザーを多く集めてくる戦略が不十分だったのかなぁと(これが一難しいのですが)。機能が良くても、使ってくれる人が少なければ意味がないですし。
そして、これは勝手な推測ですが、Flashを使ったリッチな機能だった故、メンテナンスコストが大きくて予算を圧迫してしまった・・・ということも考えられます。
これから、サービスを終了してしまうコミュニティサービスが増えてきそうな気がします。他人事ではなく、原因をしっかり考え、活かしていくことが重要かと思います。
いままで3つのタビバコを作ってきました。2009年3月24日までは閲覧できますので、よろしかったらご覧ください。

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