2009年で3度目を向かえる「劇的3時間SHOW」。10人のコンテンツプロフェッショナルが語るトークイベントです。
昨年(2008年)は藤村忠寿さんの講演を聴いたのですが、今年は音楽プロデューサーの武部聡志さんの講演をセエクとしてみました。
1983年より松任谷由実コンサートツアーの音楽監督を担当。1990年より本格的にプロデューサーとしての活動を始め、一青窈、大黒摩季、今井美樹 etc.のプロデュース、CX系ドラマ「BEACH BOYS」、「西遊記」etc.の音楽担当、CX系「僕らの音楽〜OUR MUSIC〜」の音楽監督等、多岐にわたり活躍している。
3時間という時間の中で、前半は自身の略歴を通じ音楽プロデューサーとはどんな仕事なのかの説明。後半はデモテープからどのようにして作品として完成していくかについてのお話でした。
- 音楽プロデューサーとして最も大切なこと
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- 完成形を強くイメージすること・・・途中で脱線しかかっても元に戻って来れる
- 決断力を持つこと・・・曲のコードの選択も含め決断の連続
- いいチームをつくること・・・1人で仕事をしているのではない
- 作品をプロデュースするうえでこだわっているポイント
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- その人にしか出来ないパフォーマンスをカタチにする
- 風景が見えるか、言葉が伝わるか
- その作品に魂が込められているか
このあたりは音楽だけではなくものづくり全般に、そしてチームをマネジメントしていくうえでは欠かせない、忘れてはいけないポイントだと思います。「完成形を強くイメージすること」・・・ここが自分にとってウィークポイントでもあるので自戒したいですね。
それ以外にも心に残ったフレーズを記載しておきます。
- 誰にもわからないようなこだわりが大事。そのこだわりこそが相手に伝わる。
- たまたま巡り合わせで表舞台に立てるのだから、途中で辞めることは出来ないよね
- お客さまに何を持ってかえりたいのか、何がお客さまに残せるのか・・・というストーリーづくりが大切
- いろんな仕事をしているから逆に切り替えられる。その日の仕事に集中するスタイル。明日の仕事のことは今日の仕事が終わるまで考えない。
- 運は実力を磨けばついてくる。いいひとにいい仕事は集中する。
セッション中に紹介されたエピソードもおもしろかったので紹介します。
1981年、アレンジャーとして活動しながら、1年中ピアニストとして「ルビーの指環/寺尾聰」を弾いていた年だったそうです。その年のレコード大賞において「ルビーの指環」は作詞賞・作曲賞・編曲賞を総なめにするのですが、自身は表彰されずピアノの位置からその光景を見たときにとてもくやしくて、「いつか自分もレコード大賞編曲賞を獲ろう」と決めたそうです。
それ以来「卒業/斉藤由貴」をはじめ様々な楽曲のアレンジに携わりましたが、22年後「もらい泣き/一青窈」でようやく受賞できたとのことでした。
普段はWeb系のセミナーに参加することが多いですが、劇的3時間SHOWは毎回様々なジャンルのクリエイター・プロデューサーが登場するので、気付きが多くてホントおもしろいです。
来年も是非やっていただきたいイベントですね。


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