
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2010の一環で行われたセミナーイベント"DESIGN TOUCH Conference"。
そのなかの「ブランドをはじめよう」を聴講。株式会社中川政七商店十三代・中川淳さんと、エイトブランディングデザイン代表・西澤明洋さんによるセッションでした。
COEDO、nana's green tea、粋更kisara、中川政七商店、HASAMIなどエイト・中川政七商店の手がける事例をベースに、ブランドの作り方、ブランドの運営の仕方を解き明かし、経営者とデザイナーの幸せな関係について考える。
セッションの中で気になったフレーズ5つを記載させていただきます。
- 価格や機能性だけでモノを買わなくなった。背景や思想に共感してモノを買う時代。1つ1つのモノではなく、ブランドを伝える。
- ブランドがない→すべてのものを外へとりに行く / ブランドがある→座っているだけで人・モノ・情報が集まってくる
- ブランディングとは「差別化」である
- ブランドはつくって終わりではない。つくってからがスタート。
- 自分たちがどうありたいかが変化したら、ブランドも変化させる。外的要因が変わったからといって、ブランドを変えてはいけない。
セッションでは「COEDOビール」「中川政七商店」の事例が紹介されていました。

こちらがCOEDOビールのビフォー。たしかに、私がはじめてCOEDOビールを買った時は、ジャケ買いだったことを考えると、クリエイティブの重要性もうなずけます。
COEDOビールがそれだけの素材・ポテンシャルを持っていたからこそブランド化ができたんですよね。そこから、差別化するうえでの他社の戦略をリサーチし、ポジショニングを考え(COEDOビールの場合は「ブレミアムクラフトビール」)、コンセプトをコトバに見える化して関係者に意識づけをさせ、そしてデザインに落とし込んでいったそうです。
中川政七商店では、ブランドを育てるのに最も重要なものとして「インナーブランディング」=「人」であるとし、ブランドをヒト化するブランドマネージャーというポジションを置いているそうです。このように組織としてブランドを育てていく体制も重要かもしれませんね。
今回登壇された中川さんと西澤さんは共著で「ブランドのはじめかた」を出版されたそうです。もっと詳しく知りたい方は、書籍を読んでみるのもいいのではないでしょうか?

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