
2010年11月17日、ネイバージャパン株式会社で開催されたセミナー「なぜ、今、キュレーションなのか?」に参加してきました。
現時点では、そもそも「キュレーション」ってどういうこと?今後どうなるの?という部分については、まだ新しい考え方であるため、議論もし尽くされておらず、よく分からない方も多いと思います。
そこで、今回、日本国内でキュレーションの重要性を早くから説かれているジャーナリストの佐々木俊尚氏をお招きしセミナーを行うことになりました。
"キュレーション"というコトバに馴染みがなく、「じゃぁ一体なんなんだろう?」という気持ちから参加させていただきました。
ちなみに、美術館の学芸員のことを「キュレーター」と呼びますよね。まさにそれを示すコトバです。
佐々木俊尚さんのセッションで気になったポイントを記載していきます。
- キュレーションの時代
- これからは、増えすぎたコンテンツを仕訳していく時代
- 情報のフィルタリングをより高度化させなくてはいけない時代
- 膨大な情報のノイズの海の中から、的確に情報をピックアップしていくことが求められる
- 次々と視点が生まれていく
- 人間が視点のポータルサイト(ex.Yahoo!カテゴリ)
- キーワードが視点の検索エンジン(ex.Google)
- 行動履歴が視点のライフフログ(ex.Amazonレコメンド)
- さらには場所も視点に(ex.Foursquare)
- チェックインという概念
- 行動ターゲティングは暗黙に情報を渡すというプライバシーの問題がある。チェックインは明示的に配信をする。
- twitterの「フォロー」は、人に対してチェックインをしている
- 「視点」から「視座」へ
- 「視点」・・・見る方角、視野
- 「視座」・・・視点+価値観、世界観
- コンテンツにキュレーターの価値観が加わりコンテキストになる
キュレーションというものが、なんとなくわかってきた気がしますが、ちょっとしたモヤモヤ感もあったりで。パネルディスカッションも含め、セミナー中に出てきた「キュレーションとは?」をまとめてみます。
- キュレーションとは?
- 意味づけ
- 人が行うフィルタリングシステム
- 人を通すことで、モノ・情報に価値観を
- マス的なフィルタリングに対するアンチテーゼ
- コンテンツに新しいコンテキストを付与すること
- 人の価値を高めることができる
モノ・情報に「人の価値観」「世界観」というフィルタリングが加わることで、情報が仕分けされていく。そのひとによってフィルタリングされた情報はマス向けではないが、必要と思ってくれる人もいる・・・ということでしょうか?
人を通じて情報を提供するという点においては、「食べログ」のレビューも同じですが、佐々木さんは以下のことを指摘されていました。
食べログはレビューを書く行為はキュレーションだが、お店を探す際は点数が軸になっており、自分にとって最適なレビュアーを探す仕組みがない
多くの人がキュレーターになっていくのは、「NAVERまとめ」などのサービスを利用することで、そんなにハードルは高くないような気がします。
ただ、どうやってその人にとって最適なキュレーターをマッチングしていくかという点が、課題でしょうか。この点をクリアできたら「1億総キュレーター時代」に一気に近づくのではないでしょうか。

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