スクーリング・パッド農業学部 レポートその6・井尻弘さん

スクーリング・パッド農業ビジネスデザイン学部第6期、この日の講義は千葉県の農家約70軒をたばねる生産者連合デコポンの井尻弘さん。
「農業をかっこ良くしたい!」「夢のある産業にしたい!」とおっしゃっていた井尻さん。ご自身もイチジクを生産している農家さんです。

セッション中に気になったポイントを箇条書きで記載します。

生産者連合デコポンの理念
  • 楽しい農業を実践する。農業を通じて楽しい人生、仕事をする
  • 次の世代に残す
  • おいしさと安全の追求→有機農業
この3つを変えると農業・農家は変わる
  • 価格決定権がない→これがないと経営が見えない。どうやって価値をつくるかが大事
  • 人の問題→世襲制がダメにしている。本当にやりたい人が参加できない業界
  • 外見で価格が決まる→キズが1つあるだけで価格が1/10〜1/20に。サイズも中くらいが一番高く、大きく・小さくと価格が下がる
18年前から実践している香港での野菜販売について
  • 香港に駐在している日本人は野菜が食べられない→いくら高くてもいいから!とお願いされたのがきっかけ
  • 輸送費もバカにならないので不可能と思っていた。でも設立時の理念である「日本の流通を変えよう」を思い出し「成田空港近くの我々がやるべきだ」と決断→物事やってみたらできちゃう。頭で考えていてもわからない
TPPについて
  • TPPが来なくても10年後には日本の農家は死ぬ。TPPが来ない時の病死を待つか、TPPで自殺をするか。
  • TPPよりも円高の方が問題
これから求められること
  • いかに付加価値をつけるか。
  • 産地間競争ではなく、産地間連携。1社で戦える時代ではない。人材、機会の産地を超えた連携が必要。

外見で価格が決まる・・・の件で井尻さんは「キズを出さないために、農家は農薬でコーティングしているんだよ」とおっしゃているのが印象的でした。農家に農薬を使わせているのは、実は我々消費者なんだなと痛感しました。

僕たちが高い意識を持つことで、スーパーなどの市場の意識も変わり、最終的に農家さんの仕事の仕方も変わる。時間はかかるかもしれませんが、長い月日を書けてでも実践していくべきことだと思いました。

※写真は講義の後日、千葉の井尻さんのいちじく農園に遊びに行った時のものです。

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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