スクーリング・パッド農業学部 レポートその3・草山明久さん

スクーリング・パッド農業ビジネスデザイン学部第6期、この日の講義は小田原柑橘倶楽部・草山明久さん。草山さんはなんと報徳二宮神社の宮司さんでもいらっしゃいます。

「小田原柑橘倶楽部」は、小田原駅の南の海岸線沿いのエリア・片浦地区のみかん産業の再構築を目指して2010年に設立された団体です。

片浦地区におけるみかん農家の現状は、(中略)多くの農家においては、60〜80 代のご夫婦が、自分たちのできる範囲内でみかん栽培を続けていると聞きます。そして、このままの状態であと10 年もすれば、片浦地区での生産量は最盛期の1割程度になることが懸念されています。
みかん(柑橘類)は、かまぼこや梅干しなどと同様に、この地域を代表する名産品であり、また、この地の風景も小田原の景勝として、いつまでも受け継いでいきたいものであります。現在、こうした現状を憂い、小田原市やNPO法人など、多くの方がさまざまな活動を行っており、当実行委員会もこうした方々と志を同じくしながら、一助となるべく「片浦みかんプロジェクト」を立ち上げました。

セッション中に気になったポイントを箇条書きで記載します。

  • 二宮尊徳が説き広めた道徳思想→報徳思想「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」
  • 地域が活性するためのエンジン、農商工連携の仕掛け役を担いたい
  • 2010年7月に構想をはじめ、10月に法人設立、11月に「お歳暮みかん」を販売し、2011年4月より「片浦レモンサイダー」の販売を開始
  • お歳暮みかん・・・「生産者→消費者」早い時期にできるみかんを"昔ながらの酸っぱいみかん"と特徴を見出し、リメイク・デザインをして消費者にダイレクトに販売する
  • 片浦レモンサイダー・・・「農産物→加工→販売」単価が安かった農産物を高い値で買い取り、加工品として付加価値をつけて販売をする
  • これからは「耕作放棄地の開墾」「新商品の開発」などにも携わっていきたい

片浦レモンサイダーは第1期製造分1万本はあっというまに完売したそうです。現在はもっとロット数をあげて生産しているそうですが、コストの内訳を見る限り、もっともっとロット数を上げていかないと大きな利益にはならないようです。私も将来ジャムの製造・販売を考えているので、このコストの内訳はとても気になって拝見させていただきました。

企画・構想から商品化に至るまで、ものすごくスピード感を持って仕事をしている印象を受けました。本当に神社の宮司さん?と思ってしまうほどです。その根底にあるのは「地域の産業を良くしていきたい」という想いがあるからなのかもしれません。

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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