スクーリング・パッド農業学部 レポートその2・鈴木輝隆さん

スクーリング・パッド農業ビジネスデザイン学部第6期、2回目の講義は江戸川大学社会学部教授・鈴木輝隆さん。前半は「地域論基礎」、後半は「ローカルデザイン」についての講義でした。

鈴木輝隆さんは"みつばち先生"と呼ばれており、先日まで東京・松屋銀座で「みつばち先生 鈴木輝隆展」も開催されていました。

日本各地(ローカル)には、さまざまな産業があり、それに関わるさまざまの人々がいます。しかし、デザインが 今ひとつだったり、情報発信力に乏しかったりすることで、その産業や産物が世の中から見逃されてしまうケースも多々あります。
そうした見逃されてしまいそうな地域(ローカル)に "咲いている花" を素早く見つけ出し、それらを優れたデザイナーやアーティストといった "才能" と的確に出会わせ、双方に稔りのある結果をもたらすことを仕事とするのが鈴木輝隆氏。
ミツバチは花々の間を飛び回り、受粉することで、稔りをその植物にもたらしますが、鈴木氏の役割は正に、このミツバチのごときものです。

セッション中に気になったポイントを箇条書きで記載します。

二地域居住
  • 2つの地域で生活の拠点を持つ。これからはいろんな地域を行ったり来たりする時代
  • 都市圏は土地がなくなっていくけど、地方は土地が余っていく←チャンス!農業からビジネスを起こしていく
  • 正直農業だけで生きていくのは難しい。1つの職業ではなく、2〜4つの職業を持つ時代
6次産業化
  • 世界の農業のほとんどは"補助金なし"でやっているところは少ない→うまく補助金・助成金を活用しよう
  • 6次産業化が進んでいる(1次+2次+3次=6次)農業→加工品→レストラン
  • 農業からスタートすると規制緩和の対象になる→ビジネスやるなら農業(法人)からはじめなさい!
  • 6次産業で新しい価値を作っていく
アジアがもっと身近になる
  • 東アジアであれば宅配便で翌日配送出来る時代
  • 空港をハブにして世界中とつながっていく。高速道路や新幹線は、空港と空港をむすぶ動脈
ローカルデザインによる地域再生
  • 九州ちくご元気計画」・・・うきは百姓組セロリズッペン山川ころりん研究会食考房つくしたかっぽカバ印のアイスキャンデー etc
  • 商品を作る+情報をつくる+空間を作る・・・いい商品があっても、それを情報として配信しなくては認知されない。カメラマンやアートディレクター、コピーライターなどを結びつけ、おもしろいものをつくっていく
  • 簡素は豪華に勝てる・・・デザインとは掃除をすること、掃き清めること
  • 地域のいいものをどうやって伝えるかが重要・・・いいカタチを伝えるために、価値を作るためにデザインが必要
  • 新規性・独自性・・・自己決定能力を持ち続けることが成功のポイント
  • グローバル化は均質化の大きな危険がある
  • いろんな人が集まった合意形成は没個性的になる。1人の人の夢は?想いは?

「二地域居住」という考え方が今まで身近でなかったというか、お金持ちの人のやることという感じがしていたので、とても斬新でした。仕事も1つでいいのか?働き方も今まで通りでいいのか?と言われているいま、拠点を複数持つことでいろいろな可能性を広げることが出来そうな気がしました。

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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