スクーリング・パッド農業学部 レポートその11・久松達央さん

スクーリング・パッド農業ビジネスデザイン学部第6期、この日の講義は久松農園代表の久松達央さん。
久松さんとは2011年に「東日本の幸せラー油」の取材でお話しさせて以来、TwitterやFacebookなどでつながらせていただいてます。

久松農園さんは現在、畑3.0ha(東京ドームが1.3ha)、露地野菜を中心に年間50品目、個人宅配:飲食店=7:3と直販のみで経営されているそうです。

セッション中に気になったポイントを箇条書きで記載します。

  • 1994年に大学卒業後、帝人株式会社勤務を経て、99年に新規就農。社会人としての経験・社会の常識が農業界で差別化になっている。
  • 農家を始めた経緯・・・「田舎暮らし志向」「有機農業との出会い」良くも悪くも普通の転職と考えていた
  • 独立時に決めたこと・・・「少量多品目有機栽培」「消費者直販」「一人でやる」農家は二人でやるものに対する反発
  • 「安全」は有機農業の価値の一部にしかすぎず、安全性だけで売るのは間違い
  • 「無農薬」に価値はないと考える。有機農業が目的とはならない。久松農園は「野菜のおいしさのための有機農業を目指す」
  • おいしさを決める要素の8割が「時期」「品種」「鮮度」。有機であることがおいしいことの十分条件ではない。
  • 「畑から玄関までが有機農業」・・・適した時期につくり、適したときに届ける
  • 農業は愛情ではなく技術。情報だけでは作れない。
  • 農業に必要な資質・・・「センス(モノ事の本質を見抜く力)」と「ガッツ(どんくさくてもいいのでやり抜く人)」
  • 「フックは多い方がいい」・・・味、無農薬、宅配。「モノと文脈で価値が生まれる」・・・モノは変えにくいけど、文脈は変えられる。

個人的には「おいしくない野菜が多い理由」の件が一番印象的でした。『コンビニのおでんの大根が、長時間煮込んでも煮くずれない』のって確かにおかしいですよね。これは栄養ではなく煮くずれないような品種改良がされている結果だそうです。
他にも「おいしくない野菜が多い理由」として、適期の放棄、広域流通による鮮度低下、土壌そのものの劣化を挙げていました。

セッションの翌日、みんなで久松農園にうかがいました。畑を歩きながら、久松さんのお話を伺い、その場で野菜を食す。ホント楽しい時間を過ごすことができました。
そのときの様子が久松農園オフィシャルサイト・ビデオブログにアップされています。
私おすすめの「121021スクパ見学会・ブロッコリー編」を貼付けておきます↓

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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