書評「キレイゴトぬきの農業論」

日頃からお世話になっている日本一しゃべりのウマい農家・・・あらため、日本一野菜のうまい農家・久松達央さんの初の著書「キレイゴトぬきの農業論」を読みました。ブログを書いている今日、5刷が決定し累計23000部になったそうです!

  • 神話1:有機だから安全
  • 神話2:有機だから美味しい
  • 神話3:有機だから環境にいい

これらの有機農業に関する「神話」について、どこがどのように矛盾しているのか、わかりやすくロジカルに書かれています。有機農業について、人それぞれいろんなイメージがあると思いますが、久松さんの意見もありながら、客観的に書かれている部分もあるので、理解が深まると思います。

このブログを読まれている方はデザイン系の方が多いと思うので、久松さんがどのような考えで農業を営んでいるか、私の選んだ書籍中のお気に入りフレーズの中から抜粋してみます。

  • 僕は有機農業を「生き物の仕組みを生かす農業」と定義しています。・・・有機野菜は「その個体が生まれ持っている能力を最も発揮できる野菜」
  • 「虫が喰っているくらいの野菜のほうが健全で美味しい」・・・そんなことはありません。畑では弱い個体から病害虫にやられます。
  • 僕は安全だけで有機野菜を売る人たちを"2周遅れ"だと言っています。
  • 「畑から玄関までが有機農業」・・・売ることと作ることは一体なのです
  • (農業ほど)クリエイティブで知的興奮に満ちた仕事はそうはありません

そして「キレイゴトぬきの農業論」は、ビジネス書としても参考になるフレーズも散りばめられています。

  • どんな人も必ず持っている、その人の強みや個性を素直に生かせばオリジナリティに富んだ面白い農業経営が可能です。
  • 自分の弱さを認めて受け入れ、思考の転換ができたのは、結果的によかったと思います。自分なりのやり方でも結果が出せる事は、自信にもつながります。
  • 野菜を売る行為は、好きな事で生きていくための予算とステージの獲得手段でしかないのかもしれません。

↑実はこの最後に抜粋した「好きな事で生きていくための手段」というくだり、今自分が思っている事とリンクしていて、タイムリーにささりました。

農業ってどんな感じなんだろう?と思っている方、有機野菜に関心のある方に是非読んでいただきたい一冊です。

P.S. 9月の出版記念パーティーで手にした書籍でしたが、読むのが遅くなりまして申し訳ありませんm(_ _)m

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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