第4回 六本木未来大学「嶋浩一郎さん、 人が動く編集って何ですか?」

2016年2月15日、東京ミッドタウンで開催された第4回 六本木未来大学「嶋浩一郎さん、人が動く編集って何ですか?」に参加してきました。

現在はクリエイティブエージェンシー「博報堂ケトル」を立ち上げて、企業広告から本屋B&Bの運営まで多彩な仕事を手がける嶋浩一郎さん。「嶋浩一郎さん、人が動くデザインって何ですか?」をテーマに、広告やPRで数々のムーブメントを巻き起こしてきた嶋氏が、「人が動くデザイン」について語ります。

今回の話の中心は「インサイト」。そのインサイトをどうやって掴むのかについて、話されています。講義中のコトバで私の心に響いたものをいくつか抜粋したいと思います。

  • 自分がそんな欲望を持っているとは思ってもいない「潜在」的な欲望に、いかにリーチできるか。すべての企画は人の欲望を捉えないとワークしない。
  • アンケートで出てくる「顕在」化した情報では、浅い。
  • 人が何が欲しいのか、何がしたいのかは、ほとんど言語化できていない。検索で調べられるかとは、言語化できる数パーセントのことだけ。
  • 人は潜在的な欲望を言い当ててくれた人に感謝する。人は顕在化された欲望に応える人やサービスには感謝しない。
  • ビッグデータは「実は◯◯したかったでしょ?」は教えてくれない。
  • 「インサイトの見つけ方」=欲望を言語化できない代わりに、文句を言うことはできる。文句は欲望に還元できる。
  • 暗黙知だった欲望を言語化することで自己愛が生まれ、私もそうなりたい!と思う。「シロガーネーゼ」「歴女・鉄子」「おひとりさま」「草食男子」など
  • 記事やデータは過去のものでしかない。新しいものは街の中にしかない。
  • Webサイト→タイムライン→アプリ→メッセンジャー・・・不特定多数相手のコミュニケーションから、パーソナルなコミュニケーションへ
  • コミュニケーションはラジオ化されていっている。「自分のために放送してくれている」というラジオ的な要素。

本屋の経営もしている嶋さん。Amazonとリアルな本屋では役割が全く違うとおっしゃっています。「何読みたいか決まっている人は、リアル本屋に来なくてもいい」「リアルな本屋は顕在化した欲望をあぶり出すことができる」。

「ネットで調べられるのは言語化されたもののみ」という言葉に、当たり前なんだけどハッとさせられました。とても面白い講義でした。

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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