【レポート】Cookpad Tech Kitchen #3 ~サービス開発におけるアプリデザイナーの役割~

2016年10月26日、クックパッド株式会社で開催された「Cookpad Tech Kitchen #3 ~サービス開発におけるアプリデザイナーの役割~」に参加してきました。

Cookpad Tech Kitchenの第3弾は、デザイナー向け!
毎日の料理を楽しくするサービスにおいて、デザイナーがどのようにサービス開発に携わっているかについて、今回はアプリ開発の現場事例をふんだんに交えつつお話しさせて頂きます。

当日は4人の登壇者によるライトニングトークっぽいショートセッション4本で構成されていました。セッション中で気になったポイントを抜粋して記載します。

クックパッドのデザイナーについて(池田 拓司さん)
  • Web, iOS, Androidで統一させる・・・ではなく、それぞれで少しとがった体験をしてもらおうと考えている
  • デザイナーにはユーザー目線を強く持つことを求めている
  • デザイナーを事業部ごとに配属させる縦串の組織に変更。メリットは責任が明確になること。デメリットは人に依存する組織になること。(関連記事:デザイナー横断組織の変遷
  • デザイナーのキャリアとして、(その道を極めていく)エキスパート思考よりも、プロダクトオーナー思考に進んでいってほしい
毎日の料理のためのアプリデザインの毎日(倉光 美和さん)
  • アプリのリリース周期:Androidは2週間、iOSは1か月
  • 各リリースバージョンにデザインマネージャーを置く。最終的な体験・品質の責任、リリースサイクルの理解、エンジニアとの連携強化のため
  • ミッションは、より良いプロダクトをユーザーに早く届けること
楽しい買い物を増やすためのデザイン(吉井 裕貴さん)
  • あらゆる施策にもストーリーを立てて考える文化がある。
    例. アプリーのレビュー促進施策にも、目的(ユーザーにレビューをお願いする)・ストーリー(夜22時仕事から帰ってきて・・・)・成功のイメージ(Rateが4以上になる)を決めておく
  • アプリだけでデザインしているわけではなく、サービスをデザインしている
  • 中長期のゴールを見据え、その過程をデザインする
複数プラットフォームで新機能を開発するときに気をつけたこと(若月 啓聡)
  • はじめに全ての仕様を洗い出す
  • プロトタイプを作ろう(でも、全部はしんどいから、大事なところ中心で)

悲願の(?)クックパッドオフィス初潜入で、かなりワクワクしながらの参戦でした。

デザインのレビューについて、懇親会でクックパッドのデザイナーさんに聞いてみました。ほとんどのケースで、ローンチ前のデザインは社内のデザイナーで決めているそうです。またエンジニアからデザインや使い勝手に関するIssueがあがってくるらしく、それも反映させているとのことでした。

ユーザーインタビューについては、ローンチ前のデザインに対してはほとんど実施しておらず、ローンチ後に行われていることが多いそうです。体系だった仕組みがあるわけではないそうですが、ユーザーを招いてのインタビューは「感覚的には、毎月誰かしらが何らかのユーザーインタビューを実施しているように見える」とのことでした。

自分が一番知りたかった「チームとしてのデザイナーの取り組み」については、今回のセッションでは触れられる機会が少なかったですが、エンジニアとデザイナーの垣根が低く、コミュニケーションが取れている印象を受けました。

プロフィール

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林 大輔
旅を売るWebデザイナー / ジャム男子
楽天トラベルでWebデザイナーとして働いています。ごくたまに個人でもWebサイト作ってます。趣味ではジャムをつくる自称・ジャム男子。
著書「FireworksレッスンブックCS6対応」「ガレリアCSS

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